世界各地でビジネスをする商社マン。体力はもちろんのこと、さまざまな知識が必要とされます。では、そんな商社マンがとっておくべき資格とは何でしょうか?今日は商社マンがとっておくべき資格について述べていきたいと思います。
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商社マンがとっておくべき資格
商社マンが最低限とっておくべき資格は次の3つだと思います。
- 簿記3級
- ビジネス実務法務検定3級
- TOEIC 730点
簿記3級
簿記はビジネスを行う上で必須の知識ですね。「商品を仕入れて、代金を支払い、その商品を顧客に売って、売掛金を計上して、その後、実際に代金を回収して・・・」ということが正確に理解できていないと、ビジネスでどれくらいの利益(または赤字)が出ているのかが分からなくなります。さらにいえば、長期間在庫している製品については減価処理(帳簿上で製品の価値を下げること)をする必要もあるため、会計知識は必須と言えます。
簿記2級まであれば良いとは思いますが、とりあえず簿記3級までの知識があれば、ビジネス上の大きな支障はないだろうと思います。
簿記2級は工業簿記の要素が入ってくるため、メーカーの経理とかだと必須なのかもしれません。
ビジネス実務法務検定3級
ビジネスを行う上では、法律関係の知識も最低限は持っておくべきです。どのように契約は成立するのかや、錯誤があった場合の契約無効、債務不履行とは何か、瑕疵担保責任に基づく対応方法、などなど、色々な場面で使える知識があります。2級になってくるとかなり専門的になってきますが、3級であれば割と簡単に取得できますし、勉強するならオススメです(というか、商社マンならとってください)。
ビジネス実務法務検定3級だと、契約書の訂正印の押し方や、捨て印とは何かなど、地味に日常で使える知識も範囲に入っているので、なおさらオススメです。
TOEIC 730点
やはり、英語は欲しいですね。業務を行う中で、英語での電話、打ち合わせ、メールなど、英語で仕事する場面は多々あります。それらが支障なくこなせる程度の英語力は欲しいところです。じゃ、どの程度なんだといえば、TOEICだと730点以上になるんじゃないかな、と思います。
一度、英語力が向上しても(TOEICが730点以上になっても)、使わなければどんどん錆び付いていきます。なので、国内取引の担当になって日本人を相手にする取引しか担当しなくなった場合には、自主的に勉強することが大切ですね。もしかしたら、明日、海外駐在を命じられるかもしれませんからね、商社マンは・・・
これら以外にも勉強すべき。
上記であげたものは、私が最低限必要だろうと考えた資格ですが、他にも取るべき資格はあると思います。例えば、ワインの営業をやるなら、ワインソムリエの資格があった方が商談も有利に進むでしょう。
さらには、資格のみならず、自信が扱う商材についての知識や、付き合う取引先の業界の知識などなど、勉強すべきことはたくさんあります。結局のところ、一生勉強する必要があるということなんだと思います。
それでは、今日はこのへんで。読んでいただき、有難うございました。
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