法務

仲裁のメリットとデメリット【契約書で予め合意しておきましょう】

投稿日:2019年8月27日 更新日:

仲裁のメリットとデメリット【契約書で予め合意しておきましょう】

企業間の取引において、何か争いが生じた際には、まず相手との協議を行いますが、この協議が上手くいかなかったとき、すなわち、「行くところまで行く」ときには裁判などの手段に打って出ることになります。ですが、裁判にはデメリットも多いもの。今日はそんな裁判に代わる手段である仲裁について述べたいと思います。

スポンサーリンク

仲裁のメリットとデメリット

仲裁のメリットとデメリット

仲裁のメリットは次の3点があります。

  1. 短期間で決着する。
  2. 秘密裏に争いを解決できる。
  3. 専門家を仲裁人に指定できるので、合理的な判断が得られる。

仲裁のデメリットは次の2点が有ります。

  1. 費用が高い。
  2. 予め契約書などで「争いは仲裁で解決する」旨を決めておく必要がある。

今日は(かなり短文ですが)このへんで。読んでいただき、有難うございました。

[あわせて読みたい]
契約書の「合意管轄」とは【余計な争いを防ぐためにきっちり定めましょう】
契約書あれこれ【豆知識です】

一度きりの人生、後悔したくないのなら↓

意外と知らない?転職活動のメリット

-法務
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

商社法務の仕事【契約書の作成から紛争対応まで色々やっています】

商社の法務ってどんなことを考えているのでしょうか?法務と言えば、契約書の作成や、裁判などの紛争についての対応などが思いつかれるかもしれませんが、実際はどうなんでしょうか。今日は、少しマニアックですが、 …

契約書あれこれ【豆知識です】

会社に入って仕事するようになると、契約書というものを見ることが多くなります。みなさんは契約書について詳しいでしょうか?今日は、過去に法務部に配属になって何年間か法務として働いた私が、契約書(国内の契約 …

下請法に気をつけるべき理由【うっかりしていると危険です】

企業で働いていると、色々な法律が関わってきます。そんな法律の中でも下請法はご存じでしょうか。この下請法については気をつけないと思わぬダメージを受けることになるかもしれません。今日はそんな下請法について …

契約書の「合意管轄」とは【余計な争いを防ぐためにきっちり定めましょう】

契約書を読んでいると、必ず出てくる規定として、「合意管轄」に関する規定があります。たまに、そのような規定が無い契約書もありますが、もしあなたが契約交渉中の契約書がそうならば、しっかりと「合意管轄」の規 …

仲裁条項はきちんと書こう【マニアックな契約書の話です】

契約や取引に関して、何か争いになった場合、最終的には裁判や仲裁などの手段によって解決が図られるわけですが、もし仲裁を選択するのであれば、仲裁条項をしっかりと契約書に予め記載しておかなければなりません。 …