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商社マンの辛いところ【実体験で語ります】

投稿日:2019年7月24日 更新日:

商社マンの辛いところ【実体験で語ります】

みなさんは、商社マンといえば「いつも元気ハツラツ」としたイメージをお持ちではないでしょうか。商社マンだって人間です。辛いこともたくさんあります。今日は、現役商社マンの私が実体験に基づいて、商社マンの辛いところを述べていきたいと思います。

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商社マンの辛いところ

商社マンの辛いところ

商社マンとして働いていて辛いと思うのは、こんなところです。

  1. とにかく忙しい。
  2. サプライヤーと顧客のどちらに対しても力関係で弱い。
  3. 社外とのやりとりと、社内でのやりとりで右往左往。

1.とにかく忙しい。

商社で働いていると、とにかく忙しいです。早朝から働いて、晩も残業して、それでも足りないから昼休みも働き、さらには休日出勤までして、なんとか業務を回している感じです。「なんでこんなに忙しいのか?」と疑問を感じずにはいられませんが、一人当たりに割り振られる仕事の量が圧倒的に多い気がします

時々、友人から「うちの会社は残業禁止なんだよ~」なんて言う話を聞くのですが、本当に羨ましいです。「君が家に帰ったとき、こっちはまだまだ仕事の真っ最中なんだぞ」と何回思ったことか・・・

もちろん、商社に勤める人の全員が全員ともそんな風に働いているわけではないと思いますが、多くの社員が多忙であることは間違いないと思います。

2.サプライヤーと顧客のどちらに対しても力関係で弱い。

商社は、サプライヤーに対しても、顧客に対しても力関係で弱いことが多いです。取引が始まる前だと、顧客に対しては「ぜひ商品を買ってください」と頭を下げ、サプライヤーに対しては「この商品を買わせてください」と頭を下げます。いざ取引が始まると、顧客からは「この商品に不良があったんだけど、どうしてくれるんだ」と怒られ、サプライヤーに対して「不良の解析と代品の納入でフォローしてください」とお願いをします。

と、こんな風に顧客に頭を下げつつ、サプライヤーにも頭を下げてと、間で挟まれる商社マンは板挟みに苦しみます。しかもそんななかでも自社の利益は確保しなければならないのですがから、なかなか大変な立場で仕事をすることになります。

もちろん、全部のケースにおいて上記が当てはまるわけではないですし、あまりにもサプライヤーの対応が酷ければ、強く対応を求めることもあります(社内の会議室で、営業担当者がサプライヤーに対しブチギレの電話をしているのはしばしば見かける光景です。)。

3.社外とのやりとりと、社内でのやりとりで右往左往。

上記2で述べた通り、商社は立場が弱いことが多いため、何かしらの交渉をした時には譲歩を迫られることがよくあります。しかし、社内からは「そんな条件ではダメだ」「交渉し直してこい」などと言われる場合があります。そうなってしまうと、せっかく苦労してまとめあげた話をやり直す羽目になります。

社内(経営陣や財務や法務といった管理部門など)から「こんな条件で取引するのは反対」という声が出てきては、案件は前には進みません。そのため、仕方なく相手の取引先との間で交渉し直すわけですが、「一回まとまった話なのに・・・」とめちゃくちゃ嫌がられます。

と、このように商社マン(特に営業担当者)は、サプライヤーと顧客の間で挟まれるだけでなく、社外と社内との間でも板挟みに苦しむことになります

なので、うまく社内を説得する(ための資料を作る)ことに多くの時間を取られがちです。こういうところが上記1で述べた忙しさにもつながっていく気がします。

しかも、そういった社内用の資料作りは「果たしてこの仕事に何の意味があるのか?」と思えることがなかなか多いため、フラストレーションの原因にもなります。。。

こうやって考えてみると、商社マンにとって一番大切な能力は、肉体と精神の両方でのタフさなのかもしれません。

まとめ

商社マンとして働いていて辛いのは次の3つです。

  1. とにかく忙しい。
  2. サプライヤーと顧客のどちらに対しても力関係で弱い。
  3. 社外とのやりとりと、社内でのやりとりで右往左往。

それでは、今日はこのへんで。読んでいただき、有難うございました。

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