総合商社の中ではどんな人たちが働いているのでしょうか?商社マンたるもの、業界や取引先にあわせることができてナンボ。必然的に自分が商売をする業界・取引先にキャラクターが寄っていきます。今日は私が知る社員を思い浮かべながら、この業界を相手する人は「こんな傾向がある」ということを書いていきたいと思います。
スポンサーリンク
総合商社の中の人あれこれ
私が知る人たちだと、商売相手の業界によって、こんな傾向があるように思います。
- 鉄鋼業界の営業:カタイ
- 食品業界の営業:多忙・せっかち
- 輸送機器の営業:スマート
- 電子IT業界 :カジュアル
- 【番外編】人事:優しい
鉄鋼業界の営業
彼らはとにかく「カタイ」雰囲気ですね。いつても黒のジャケットを着て働いているイメージがあります。それに「鉄は国家なり」という言葉を地で行く感じもしますね。業界が古いことが影響しているのかもしれません。ちなみに、製鉄メーカーが集約されてきているため、サプライヤーの方が力関係的に強いことがしばしばあるようです。・・・大変ですね。
食品業界の営業
彼らは多忙・せっかちというイメージです。商社のトレードビジネスにおいては、「単価×◎パーセント」がマージンとして商社に入る仕組みであることが多いのですが、食品業界では扱う商材の単価が小さいため、薄利多売の商売となることが多く、結果として、商品を売るため四六時中メールしたり電話したりと動き回っているのが彼らです。・・・忙しさにかまけて、あまり社内研修とかをまじめに受けてなさそうな印象があります。汗
輸送機器の営業
彼らはスマートな印象ですね。賢い・利口な感じです。日本の乗り物を世界に輸出するにあたっては、世界の(厳しい)法規制などを調べ上げるなどの必要があるためか、賢い人がそろっているイメージです。また、製品の性能や仕様といったものもガチガチに決める必要があるので、技術的な話も分かっている必要がありますね。雰囲気としては、ある意味、食品の営業とは正反対の存在かもしれません。
電子IT業界の営業
彼らの印象としては、カジュアルなイメージです。業界的に新しいせいか、接待も少なめのようだし、商売上の(変な)習慣みたいなものも少ないみたいなので、割と自由そうな気がします。とはいえ、業界柄、どんどん新しい商材・ビジネス・コンテンツが誕生し、既存のものと入れ替わっていくので、そういった流れをつかむ「眼」を養い、フットワーク軽く行動していかないといけない人たちであり、それはそれで大変そうです。
【番外編】人事:優しい
人事の人たちは、とにかく優しい気がします。それもそのはず、彼らにとっては社員こそが一種の「顧客」ですから(語弊があるかもしれませんが)。だいたい何を質問しても優しく対応してくれます。ただ、時々思うのは、彼らの優しさも「社員が顧客」と思って(耐えて)の対応なわけで、内心いかほどのストレスを抱えているのか分からないな、ということ。さらに、人事の場合は、社員の給与額や採用された理由なども知っていて、かつ、これらの情報は極秘であるため、めちゃくちゃ気を遣って仕事をしていて、ストレスもより一層多いと思います。
余談
余談ですが、そんな彼らが、ふとした時に一緒になるエレベータホールなどは、なかなか面白い光景が見られます。同じ会社なのに全然雰囲気の違う人たちがいるので、「この人は食品っぽい」「この人は鉄鋼っぽいな」みたいに人間ウォッチングするのに最適な場かもしれません(笑)。
さて、いかがでしたでしょうか。今日は私の周りの人を思い浮かべながら色々書いてみました。それでは、今日はこのへんで。読んでいただき、有難うございました。
[あわせて読みたい]
・商社の各部署の仕事内容【部署が違うと別の会社です】
・商社マンはパリピが多い?【陰キャラもいます】
一度きりの人生、後悔したくないのなら↓