おはようございます、ゆーじです。
世間では「商社は激務」と言われているようですが、あなたはこんな疑問をお持ちではないでしょうか?
- 商社は激務なの?
- どうして商社は激務なの?
- 商社に就職したいけど、激務の中やっていけるか不安。
そんな疑問にお答えしたいと思います。
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商社は激務なのか
商社の中で働いた感想としては、確かに忙しい人は多い気がします。
日中は電話が鳴りやまない部署があったり、夜遅くまで働いて、さらにそこから飲み会に繰り出す人がいたり、土日もゴルフに駆り出される人がいたりします。
私が知っている商社マンは、毎週のように何時間も飛行機に乗ってドバイに出張している人がいます。
その人いわく、「砂漠はもう飽きた」とのこと。。。
私自身で考えてみても、朝6時に出社して、夜の9時、10時まで働くなんてこともけっこう有りますから、「激務」といっても良いかと思います。
激務の理由
じゃ、なぜ忙しくなっちゃうのかというと、私個人の意見としては、次の3点があるのではないかと思います。
- 海外との時差
- 意外と中堅層が薄かったりする
- とにかく仕事をかかえる体質
1.海外との時差
海外との時差については仕方がないですね。
アメリカの関係会社や取引先と電話会議などをしようとすれば、朝早くから会議を行う必要があったりしますし、イギリスにいる相手ならば、夜遅くに会議をすることを強いられる場合もあるでしょう。
朝早くに会議したなら、その分早く帰宅できればいいんですが、夜には国内の取引先との飲み会があったりして、結局早く帰れなかったりするんですよね・・・
2.意外と中堅層が薄かったりする
中堅層の薄さについては、商社も意外に離職する人がいたりすることや、過去の経緯からそもそも採用を絞っていた時期があったりして、「経験豊富かつ体力もあって、バリバリ働けます」という中堅人材が意外と不足しているように思われます。
そのため、その穴を必死に若手社員(管理職のシニア社員も?)で補っている感があります。
慣れたことなら、理解も早く、スピーディーにさばけますが、未経験のことは3倍ぐらい時間がかかったりしますよね?
そういった点も忙しさの原因のように思います。
3.とにかく仕事をかかえる体質
体質については、商社という業種が関係しているように思います。
つまり、自分たちでは「製造」の部分を持たない、ということです。
これは、製造設備を持たなくてよいという「設備投資のコスト削減」と、今扱っている商材が劣化したならば新しい商材に移り変わることができるという「フットワークの軽さ」を実現する一方で、ビジネスが劣化しやすいというデメリットも抱えることになっていると思います。
よっぽどのバリューを発揮できているならばまだしも、通常は顧客からコスト削減(顧客への販売価格の値下げ)を求められるでしょうし、資源価格が下がれば大損するので、稼げるときに大きく稼がなければならないという一種の「脅迫観念」があるんだろうと思います。
そのため、抱えられるだけの仕事を抱え込んでいるじゃないかなと思います。
激務だけど慣れる話
もしあなたが「商社に就職したいけど、激務の中やっていけるか不安」という悩みを抱えているなら、問題ありません。
人間って不思議なもので、周りが激務だと、その環境に慣れていきますし、また、「激務だけど頑張ろう」という雰囲気も醸成されていきます。
さらに言えば、激務な部署であれば、激務な部署なりに「上手い仕事のかわし方」や「体力の作り方」なんかも教わるでしょうから、なんだかんだで大丈夫です。
私自身も、自分がこんな激務な部署に配属されるなんて思ってもいませんでしたが、働いているうちに「これが普通」みたいな感じになって、苦でもなくなりましたので。
最近は風向きが変わってきた。
最近は商社業界にも「働き方改革」旋風が巻き起こっているので、今後は、もっとワークライフバランスを重視した世界になっていくかもしれません。
そもそも、あんまりブラックなことをやっていたら(優秀な)人が商社に来なくなっちゃうでしょうからね。。。
【2020年5月追記】
最近だと、新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務が広がり、仕事のやり方の見直しが進みました。
これをきっかけにして働き方改革がどんどん進んでいくのかもしれません。
まとめ
といったところで、まとめると次の通りです。
- 商社は激務(な人が多い)。
- 激務の理由は「海外との時差」「中堅層の薄さ」「仕事を抱える体質」。
- 激務であったとしても慣れるので問題ない。
それでは、今日はこのへんで。読んでいただき有難うございました。
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