おはようございます、ゆーじです。
先日、次のようなツイートをしました。
- 基本的に立場が弱く、取引先には下手に出ることが多い商社だけど、例外もある。
例えば、ビジネスに他の商社が絡んでくる場合。 「こいつらにだけは絶対に負けない」と闘志が湧いてくる。
たぶん、相手も同じことを考えてるだろう。
そんなわけで、今日も商社間の熱い戦いが始まる。
やはり、他の商社との戦いとなると、がぜん闘志が湧いてきます。
今日は、そんな商社間のバトルに関連して、つらつら述べたいと思います。
スポンサーリンク
ボコボコにしてやんよ!
商社は、割と他の商社と関わりながら、ビジネスをしています。
他の商社との間で、同じ製品の売買をしたり、同じ案件の入札で競合したりします。
そんなときには「こいつらには負けられない」という闘志が湧いていきます。
普段は、取引先となるメーカーなどに対して、腰を低くして下手に出ることが多い商社マンですが、相手が他の商社となると話は別です。
不利になるような取引の条件を飲むなんてもってのほか、「譲歩」という言葉はありえないという姿勢で、他の商社を相手に交渉します。
うちの会社の石油売買を行っている人に聞いたのですが、他商社との石油取引においては、「30分前にした取り決めを破る」なんてことは日常茶飯事らしいです。
約束を破ることはどうかと思いますが、「他商社を出し抜いてでも勝つ」という姿勢が表れているエピソードだと思います。
このように他商社に対して「ゴリゴリ」に当たる理由というのは、同じ業種であるために感じるライバル意識はもちろんのことですが、同じ業種だからこそ、お互いに「手の内」がわかっているということがあるんだと思います。
他業種のメーカーなどを相手にすると、どこが重要視しているところなのかや、どこが弱点なのか、といったことが分からないため、(他の商社に乗り換えられないためにも)下手に出るしかありません。
しかし、同じ業種である商社が相手ならば、どこが商売上重要なポイントで、どこが「突かれたくない」ウィークポイントなのかが大体わかります。
このため、相手に対して「これぐらい強く出ても大丈夫」を感覚を持つことができ、強く当たることができるんでしょうね。
もしかしたら、人によっては、「就活のとき、相手の商社に入りたかったけど、面接で落とされた」なんていう個人的な恨みがあるために、強くぶつかる場合もあったりするのかもしれませんが。。。
仲良く交流することもある
上記をみると、商社間では熾烈な争いをしているだけに見えますが、実は仲良く交流することもあります。
例えば、商社(特に総合商社)では、スキー部などの部活があることが多いのですが、各商社の部活が共同で「商社大会」なんてイベントを開催することがあります。
普段は、仕事上でバリバリに争っている相手であっても、いったん仕事を離れれば、仲良く趣味を楽しむ仲間として付き合っていたりするわけです。
うちの会社の人から聞いた話では、商社大会で仲良くなった他の商社の人から「転職しようか悩んでいる」という、割とシリアスなお悩み相談を受けたことがあったそうです。
結局のところ、商社というのは、ビジネスを行っていくうえで、情報というのが大切ですし、その情報をもたらす「人脈」も非常に大切です。
そのため、ただ単に争うだけでなく、仕事を離れた部活などの交流を通して、他商社との間で人脈を構築し、情報源を確保していくことが、未来のビジネスに貢献していくことになるんだと思います。
まとめ
といったところで、まとめると次の通り。
- 他の商社が相手となると、商社マンは闘志が湧く。
- 普段の仕事では争っていても、仕事以外での商社間の交流がある。
- 商社間の交流により生まれる「人脈」が未来のビジネスに貢献しうる。
それでは、今日はこのへんで。読んでいただき、有難うございました。
[あわせて読みたい]
・5大商社の社風【独断と偏見で語ります】
・商社の立場が弱い理由【商社マンは辛いよ】
一度きりの人生、後悔したくないのなら↓