先日、商社マンはなかなか大変ということを書きました(※)。でもやっぱり、やりがいもあるからこそ、辞めずに続けていたりします。では、商社マンのやりがいってなんでしょう?今日は、私の考える商社マンのやりがいについて書いてみます。
※もしよければ、こちらの記事もどうぞ。
商社マンのやりがい
私が考えるやりがいはこの3つです。
- 人から「ありがとう」と言ってもらえること。
- 自分の成長を感じられること。
- 自分の仕事ぶりが評価される(給料が増える)こと。
1.人から「ありがとう」と言ってもらえること。
やっぱりなによりも、人から「ありがとう」と言ってもらえることが一番のやりがいですね。
仕事なんてものは、なかなかうまくいかないことが多いです。自分が考えた計画が(社外の要因なのか、社内の要因なのか、あるいは両方の要因によって)全然うまくいかない、なんてことはザラにあります。
さらに、何かに追われているかのように常に忙しいし、社内外の人間をうまく調整してまとめあげるのは、気苦労やストレスが多いし、その他の色々な事情で辛いことも多いです。
そんな中でなんとか案件をまとめ上げ、世にビジネスを生み出したとき、それはすなわち「バリューを発揮した」ということです。
こういったときには、「一生懸命がんばってくれてありがとう」「情報をもってきてくれてありがとう」「交渉をがんばってくれてありがとう」と言ってもらえることがあり、これが何よりも嬉しいですね。今までの苦労も帳消しになり、「よし、次も頑張ろう」と思えます。
2.自分の成長を感じられること。
次に嬉しいのは、自分の成長が感じられることですね。普段は仕事に追い立てられていて、なかなか意識できないですが、ふとした時に自分の成長を感じる時があります。
例えば、こんな感じの成長ケースがあると思います。
- 海外の取引先と話しているうちに英語が上達した。
- 業界や商材の知識を習得して、商品の相場感がわかるようになった。
- 取引先とうまく交渉できるようになった。
この自分の成長は、とても嬉しいですね。さらに言えば、人から「お前は成長したな」と言ってもらえると、めちゃくちゃ嬉しいです。人からの評価は自分でどうこうできるものではないですし、そんな風に褒めてもらうために働いているわけではないけど、人からの評価はやりがいにつながりますね。
とはいえ、会社で周りの働いている人たちは意外と他の社員を見ています。そのため、陰ながらの努力というものは、実は周りの人にとっては、(黙っているだけで)公然の事実だったりしますね。
3.自分の仕事ぶりが評価される(給料が増える)こと。
上記2と若干重複しますが、自分の仕事ぶりが会社から評価されることは嬉しいですね。じゃ、会社からの評価とは何かといえば、あまり綺麗な話ではないですが、直接的には給料(ボーナス)というものになると思います。
長時間にわたり残業をして、あるいは、残業のためにプライベートを犠牲にし、さらには、ため息をつきながらもストレスと戦いつつ頑張った自分の仕事が評価されることはやりがいにつながりますね。
ボーナスの時期になると、上司との間で業績評価の面談(ボーナスに関しての面談)があったりするのですが、この時に「おまえはよく頑張ったから、ボーナスが多く出されている」と言われたりすると、会社としても自分のことを評価してくれているんだな、と思え、率直に嬉しいです。
ちなみに、増えた給料で美味しいものを食べ、趣味に投資し、または、旅行に行ってリフレッシュすることは、次の仕事の活力にもなるので、とても大切です。
さて、いかがでしたでしょうか。今日は商社マンのやりがいについて考えてみました。
それでは、今日はこのへんで。読んでいただき、有難うございました。
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