商社マンといえば、どんなイメージがするでしょうか。
色々なイメージを持たれているかもしれませんが、今日は現役商社マンである私が、「商社マンあるある」を15個お伝えしたいと思います。
なお、この話の中には私自身が経験したものから、人から聞いた話、さらには真偽のほどがわからない噂話までありますので、ご留意ください。
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商社マンあるある15選
意外と金欠
商社マンと言えば「高給取り」というイメージがあって、いかにも「お金を持っていそう」な感じがすると思いますが、実はあまりお金をもっていません(特に若手)。
それは収入が大きい分、支出も多いから。
ゴルフや飲み会でのお付き合いから、プライベートの旅行や趣味まで、色々と使っているので、実は手元にお金が無かったりします。
そりゃあ、毎週合コンに行っては2次会や3次会まで遊び、週末は旅行なんかをしていたら、お金が無くなって当然ですよね、、、
金欠な時ほど飲み会を開く
「金欠だから飲み会を開く」というのはあり得ないと思われるかもしれませんが、意外とあります。
それは、手元に現金が無い時に自分の手に現金を持ってくるための魔法の手法です。
つまり、飲み会の幹事を自分でやり、その費用はクレジットカードで支払っておき、参加者からは現金で費用を回収するのです。
これにより自分の手元に現金がやってきます。
まさに「錬金術」。笑
業務中にも飲み会の手配
商社マンはとても忙しいです。
業務そのものも多いですし、出張で国内外を問わず飛び回っている人もいます。
しかし、どれだけ仕事が忙しくても、飲み会の手配で手を抜くことはありません。
商社マンにとっては、夜のお付き合いも「仕事」のうち。
なので、商社マンは飲み会の手配なども入念に行いますし、場合によっては、業務時間中にカタカタとメールを打ちながら、飲み会の店を探していたりすることもしばしばです。
あと、合コンがあるときは、男性参加者たちの間で「今日の合コンについての作戦会議」をしていたりしますね(これは、さすがにコッソリとバレないようにやっていますが。笑)
複数のクレジットカードを所有
商社だと、だいたい会社からコーポレートカードという業務用のクレジットカードみたいなものを支給されます。
それを使ってバンバン飲み会の決済などをしていると、自然と「現金よりカード派」になるため、日常生活でもクレジットカード払いをしがちになります。
結果、商社マンは、複数枚のクレジットカードを所有している人が多いです。
猛者になると、どのカードも全て限度額ギリギリまで使っていたりする場合もあったりします、、、
「リスクヘッジ」という言葉が好き
商社は自分ではモノを作っていないため、顧客が求める品質条件や保証内容などをサプライヤーにつなげ、サプライヤーに行わせる必要があります。
つまり、顧客から求められるリスクをサプライヤーにヘッジするのです。
こういったことが日常茶飯事なので、商社マンは常に「リスクヘッジ」を心がけていますし、結果、すぐに「リスクヘッジ」という言葉を使います。
【例】
「今日は○○部長と飲みに行くんだ」
「そりゃ大変だな。○○部長は飲みだすと長いからな。明日の仕事は、もう何もできないんじゃない?」
「だから、明日は休暇をとってリスクヘッジしているよ」
サプライヤーと顧客の間で右往左往
他の記事でも書きましたが、商社は立場が弱いことが多く、サプライヤーと顧客の間で、しばしば右往左往しています。
顧客からの無理な要求に困惑し、上からものを言ってくるサプライヤーに対して忍耐を強いられる、というのは日常茶飯事だったりします。
サプライヤーと顧客の間で右往左往していると、「どうせ貴方たちは、商社のことを『ろくに大した仕事もしていないくせにマージンだけはとっていく邪魔者』と思っているんでしょ」とひがみたくもなります。。。
※もしよければ、こちらの記事もどうぞ。
商社の立場が弱い理由【商社マンは辛いよ】
商社マンの辛いところ【実体験で語ります】
他の商社の人ともつながりがある
(特に総合商社においては)担当するビジネスによっては、他の商社から商品を売買したり、スワップで取引すること(※)もあり、商社間で同じビジネスをしている人たちのつながり(協力関係なのか、あるいは、ライバル関係なのかは場合によりますが)があったりします。
※例えば、トウモロコシをアメリカから輸入して、日本国内で販売するというビジネスをしている場合を考えると、
A社は東京の倉庫にトウモロコシの在庫をしているが福岡の顧客に販売したいと思っている一方で、
B社は鹿児島の倉庫にトウモロコシを在庫していて、東京の顧客に販売したいと思っていたとします。
こんなときは、自社の倉庫から自社の顧客に販売するのではなく、A社とB社で交換する取引を行い、
A社は、B社の鹿児島の倉庫にあるトウモロコシを福岡の顧客に販売し、
B社は、A社の東京の倉庫にあるトウモロコシを東京の顧客に販売するのです。
こうすることにより、無駄な輸送コストを削減し、かつ、迅速に顧客に納入することができます。
また、部活動がある商社では、他の商社の部活動と協力して、「商社大会」なるものを開催していたりもします(例えば、スキー部の商社大会など)。
なので、業務と業務外のどちらでも他の商社の人たちとつながりを持っていたりしますね。
お土産がダイバーシティ
商社マンたるもの、女性への気配りが大切なわけですが、男性社員が出張から帰ってきたときには、しばしばその土地のお土産を買ってきます(特に女性社員向けに)。
しかも、彼らは世界中のあちこちを飛び回っているので、そのお土産たるや「ダイバーシティの宝石箱」(?)みたいなものであり、台湾や、中国、アメリカ、果ては広島県などの国内のお土産までが社内で配られています。
もちろん、部署によっては、「業務中にお土産配るなんてけしからん」という雰囲気もところもあるみたいなので、お土産が配られないところもあるとは思いますが・・・
コミュニケーションに横文字が多い
商社マンは英語が堪能な人が多いです。
そのせいか、商社内でのコミュニケーションは横文字が頻出します。
「この件はいつクロージングするの?」
「この経費精算のエビデンスは?」
「交渉のイニシアチブを取ろうよ」
「リスクヘッジはどうするの?」
「在庫のポジションは今どんな感じ?」などなど。
もう少し日本語で話しても良いのではないか、と個人的には思っています。
HUBが好き
私の周囲にいる人だけなのかもしれませんが、なぜかHUBが好きですね。
HUBというのは、あの英国風パブのHUBのことです。
商社マンになるぐらいだから、海外志向の人が多くて、HUBみたいな「海外っぽい店」に惹かれるのでしょうか?
とにかく、理由はわかりませんが、HUBが好きな商社マンがいることは確かです(私の同期にも無類のHUB好きがいます)。
離婚する人が多い
これも私の周りだけなのかもしれませんが、なかなか離婚する人が多い印象です。
仕事にのめり込んで、家庭を顧みなくなってしまうと、家庭崩壊につながってしまうのかもしれません・・・
そういえば、昔、休日も会社に仕事するために出かけていき、夫婦仲が疎遠になり、結果、離婚してしまった先輩社員の話を聞きましたね。。。
新卒入社で入ってくる人の大半が営業志望
商社といえば、やはり営業のイメージがあるせいでしょうか、新卒で入社する人たちの大半は営業志望です。
非営業の部署を志望する人は変人だと思われるぐらい、ほとんどが営業志望者ですね。
しかも、非営業に配属された人たちも「このまま非営業でいいです」なんて言ったりすると珍しく思われます。
「いつかは営業に異動したいです」という答えが模範解答(?)っぽいです。笑
営業と経理がよくバトル
(どこの会社でも同じなのかもしれませんが)営業と経理がよくバトルをしていますね。例えば、
- 営業「これは経費(会社が負担)になるのか」
- 経理「領収書が無いと経費になりません」
- 営業「じゃ、こっちのゴルフの費用は経費になるのか」
- 経理「ゴルフは経費の項目に入りません」
- 営業「いや、そこは何とかしてほしい」
- 経理「何ともなりません」
みたいな会話が繰り広げられています。
営業と経理は、ある意味、「ライバル」なんでしょうね、きっと。
コリドー街でナンパ
コリドー街といえば、東京のナンパスポットですが、あのあたりに出没する野郎どものかなりの割合が商社マンだと思います。
社内で「この前コリドー街でナンパした子と・・・」みたいな話をけっこう聞きます。ナンパ派の商社マンに出会いたいならば、金曜日夜のコリドー街に行くとよいかもしれません。
ちなみに、商社マンの全員が全員ともナンパ派というわけではありません。
合コン派もいるし、学生時代から付き合っている彼女との仲を守り抜く派もいたりします。
【2020年6月追記】
コロナの影響があるため、さすがに今、コリドー街でナンパする商社マンは少ないかもしれません・・・
会社の会議室で女性と関係を持った社員がいる
これは真偽のほどが不明ですが、でも、まことしやかに語られていますね。
いったいどんな猛者なのか、どういった状況だったのか不明ですが、会社の会議室で盛り上がってしまったのだとか。
ただ、社内を見回してみると、いろいろと「突き抜けた人」が多いので、そんな人がいてもおかしくない気がします・・・
ただ、もしこの話が本当なら、一番思うことは「会社で何やってんねん」ということですね。笑
さて、いかがでしたでしょうか。今日は商社マンのあるあるについて述べてみました。
ちょっとした話のネタになったのであれば、幸いです。
それでは、今日はこのへんで。読んでいただき、有難うございました。
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