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商社の一般職の転職【商社一般職への転職が難しい理由も述べます】

投稿日:2020年5月25日 更新日:

商社の一般職の転職【商社一般職への転職が難しい理由も述べます】

おはようございます、ゆーじです。

あなたはこんな疑問をお持ちではないでしょうか?

  • 商社の一般職が転職することはあるの?
  • 商社の一般職として得たスキルで転職に使えるものはあるの?
  • 商社の一般職に転職することってできるの?

そんな疑問に対して、現役商社マンの私がお答えしたいと思います。

商社の一般職の転職

商社の一般職の転職

商社の一般職が転職することはあります。

普通に仕事を変えるために転職する人もいますが、私が見てきた範囲では、結婚を機に転職する人が多い気がしますね。

つまり、旦那さんの仕事の都合に合わせるために転職したり、働く場所を選ぶために転職する人が多い印象です。

結婚を機に転職する方もいますが、もちろん、退職して専業主婦になる方もいますよ。

ちなみに、私が見てきた中では、結婚して転職し、しばらく経ってから戻ってくる人もいました(いわゆる出戻り)。

こういった人たちは結婚や出産のイベントを前に退職し、落ち着いたころに戻ってくる人が多い気がします。

会社側としても、以前に働いていて、商社の仕事を分かっている人は、即戦力になるため、出戻りも受け入れやすいんじゃないかと思います。

商社の一般職で得たスキルの強み

商社の一般職として得たスキルで、転職の武器になるのは英語力じゃないでしょうか

部署によってまちまちなところがありますが、一般職の方が英語をバリバリ使って働いているところもあったりします。

具体的には、英語でのメール、電話ですね。

そういった「英語を使った実務経験」であったり、「仕事を通して鍛えた英語力」は、転職活動において有利に働くんだと思います。

あとは、例えば、経理部の一般職などであれば、計算能力やエクセルを使って数字をまとめるスキルなどが強みになりそうですね。

上記のようなスキルや、あるいは何かしらの資格を取得していれば、転職活動にも有利に働くように思います。

商社の一般職への転職

商社の一般職に転職することは、なかなか難しいかもしれません。

上記において「出戻り」は有ると述べましたが、そうではない場合だとなかなか転職してくる人はいないように思うんですよね。

つまり、その商社に昔働いていたわけではなく、全く新しく商社一般職で転職する方は少ないのです。

もちろん、急遽部署を新設したり組織再編を行って、一般職が必要となって中途採用がされる、みたいなことは無いことはないんですが、それでもなかなか一般職の転職者は見ない気がしますね。

おそらく、その理由には、次の3つがあると思います。

  1. 社内の人材を融通した方が良い
  2. 中途採用にかかるコスト
  3. 一般職を減らしていく潮流

1.社内の人材を融通した方が良い

組織再編を行った場合を考えてみると、確かに人手が必要になったりもしますが、それでも中途採用はなかなか行われず、まずは社内の余裕のある部署から人を融通します

転職者では、新しく仕事を覚えたり、社内に馴染むまでの時間がかかるからです。

そうやって考えると、やはり転職者よりも、社内で今まさに働いている人の方が即戦力になりますし、社内の事情もよく理解しています。

また、人件費を抑えるという面でも「まずは社内で融通する」という選択肢がとられることになります。

2.中途採用にかかるコスト

2.中途採用にかかるコスト

中途採用にはコストがかかります。

転職サービスを提供する企業やエージェントを起用するにも費用がかかりますし、採用のための試験であったり、面接であったりを行うにしてもコスト(面接官の人件費など)がかかってしまいます。

しかも、それだけコストをかけたとしても、「実際に採用してみたらミスマッチだった」「採用した人材が戦力にならない」というリスクもあります。

そういったコストをかけ、リスクも負担したうえで「一般職を採用したいか」と問われると、なかなか「YES」とは答えられない場面が多いんじゃないかと思います。

正社員じゃなくても、派遣社員を採用するという選択もありますからね。。。

3.一般職を減らしていく潮流

一般職を減らしていく潮流というのもありますね。

「一般職の仕事を減らしていく流れ」と言った方が良いかもしれませんが、従来の一般職の仕事の多くは機械化する流れにあります。

つまり、「一般職の仕事の中でも簡単な仕事は、AIなどに任せるようになってきている」ということです。

もちろん、すぐに一般職の仕事が無くなるわけではないと思いますが、うちの会社を見てもAIを使った業務の効率化(簡単な仕事はAIに任せる)が検討・模索されています。

そうやって考えると、今後、商社の一般職の仕事は中長期的には無くなっていく方向にあると思われますし、そんな中でわざわざ「一般職を増やしたい」と思う場面は少ないと思うんですよね。

上記のような理由により、商社一般職への転職は、なかなか難しいんじゃないかと思っています。

まとめ

といったところで、まとめると次の通りです。

  • 商社の一般職が転職することはある。
  • 商社の一般職で得たスキルで、転職の武器になるのは英語力だと思う。
  • 商社の一般職に転職することは、なかなか難しいと思う。

それでは、今日はこのへんで。読んでいただき、ありがとうございました。

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